ルイ・ヴィトンが香水販売へ-3000ドルの高級ハンドバッグ需要は低迷

(Bloomberg) — 高級品メーカー、仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンの「ルイ・ヴィトン」は長年にわたって富裕層の買い物客に対し、同ブランドのモノグラムのバッグを持ち豪華な洋服を身に着けるようアピールしてきたが、今度は顧客らが身にまとう香りに照準を合わせている。

ルイ・ヴィトンは9月に473店舗で香水の販売を開始する予定。同ブランドは過去にも香水を販売したことがある。1940年代に試みたものの、継続されなかった。だが、今回は香水製造の専門家を採用し、フランスのラベンダー産地として知られるプロバンス地方で香水研究所を設立するなど幅広く推進している。

3000ドル(約32万2000円)のハンドバッグや2万ドルの腕時計の売り上げが低迷する中、これは時宜にかなった動きだ。中国経済が冷え込み、世界中でテロ攻撃が相次いでいるため、一部のアナリストは高級品セクターが2009年以来2番目に不振な年になると予想する。競合他社も高級な香水を品ぞろえに加える動きを見せている。ロレアルは6月にフランスの香水メーカー、アトリエ・コロンの買収に合意。エスティローダーとプーチも過去1年間にニッチな香水メーカーを買収している。

メインファースト・バンクのジョン・ガイ氏は「高級ブランドの競争がこれほど激しい局面では、熱心な買い物客を店舗に呼び込むために何か別の目玉が必要だ」と指摘する。同氏は香水販売によって向こう数年間に年間売上高が4億5000万ユーロ(約530億円)余り増える可能性があると推計している。

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