ルイ・ヴィトンなど高級ブランド勢力の関係

いわゆる「ブランド品」を買い求める背景には、その品質の良さに魅せられてブランドのファンになることはもちろんですが、そのブランドを所有するというステータスを手に入れたいという願いもあるもの。ブランド品がおしなべて高価であるのは、材料や加工にコストがかかっていることに加え、購入するだけの財力が自分にあることを暗に示すこともできる、というのがあります。しかし、それは買う側の一方的な視点からしか見ていないものであり、真にブランドの価値を理解するためには、逆方向、つまりブランドの側から見る必要があります。その助けとなるのが以下の図です。
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HSBC銀行の社長を歴任したErwan Rambourg氏は、自著「The Bling Dynasty: Why the Reign of Chinese Luxury Shoppers Has Only Just Begun (Wiley Finance)」(見せびらかしの王朝:中国の高級ブランド買いあさり時代が訪れたわけ)の中で、ブランド品を買うという行為について「『どのブランドを買うか』ということは、その人が『どれだけお金を稼いだか』ということよりも重要なことです」と書いています。

そして作り上げたのが以上の図。世界の名だたるブランドを価格帯と店舗の数による買いやすさでマッピングしており、ブランドごとの勢力を一目で把握できるようにしています。「スターバックス」「スウォッチ」といった身近なブランドから、「ブレゲ」「ハリー・ウィンストン」「グラフ」といった各ブランドのポジションがわかりやすく示されています。

グラフの下部には、普段の生活でも触れることがある身近なブランドが並んでいます。グラフ左の「100>」「300>」などの数字は価格となっており、「100ドル以下(約1万2000円以下)」「300ドル以下(約3万6000円以下)」の価格帯に、そのブランドが属していることを表しています。「モンブラン」や「グッチ」「ティソ」「プラダ」といったブランドは1500ドルより下(約18万円以下)のラインにあり、その直上に「ルイ・ヴィトン」がいることがわかります。

そして、ピラミッドの最上位に位置する「ウルトラ・ハイエンド」には、ニューヨーク・ロンドン・ドバイに店舗を持つジュエリーブランド「Leviev(レヴィエフ)」、そして日本にも店舗を持つジュエリーブランド「グラフ」が並んでいます。

なお、ピラミッドの頂上に位置しているのは、文字どおり値段などあってないようなものといえるビスポーク(オーダーメード)の商品。これこそが、世界に2つとない名実共に最高峰のブランド品である、というわけです。

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